最もマインドフルネスをすべき人は誰?

マインドフルネスをすることが望ましい人は?

ビジネスパーソン、アスリート、著名人が実践しはじめていると言われるマインドフルネス。
マインドフルネスのやり方として、よく言われているのは、

<マインドフルネスのやり方>
1.楽な姿勢で座る。
2.腹式呼吸をする。
3.息を吸った時、吐いたときのお腹のふくらみ、縮みに意識を集中させる。
4.何も考えない。心がさまよいだしたら、再び呼吸や体の感覚に意識をもどす。

というようなものですが、
では、どのような人がマインドフルネスを行うべきなのでしょうか?

皆さんならば、「最もマインドフルネスをすることが望ましい人は?」と問われると、どのような人を想像しますか?

マインドフルネスが誰に向いているかを考えることで得られること

マインドフルネスをすることが望ましい人として、例えば、
・仕事量が多く、毎日遅くまで働いている人
・家事や育児と仕事の両立をしている人
・日々、不満を口に出してばかりの人
・大勢の前で、話をする機会が多い人

皆さんは、マインドフルネスをすることが望ましい人として、どのような人をイメージされたでしょうか。
そして、なぜその人を選んだか、理由はいかがでしょうか。

結論、「最もマインドフルネスをすることが望ましい人」は断定できません。
しかし、その結論ではなく、誰が向いているのか考えること自体に意味があると思います。

例えば私ならば、「最もマインドフルネスをすることが望ましい人」と聞かれたときに、上司と部下の板挟みになっている組織の中間管理職の方をイメージしました。

理由として、まずは、忙しそうで、心が穏やかではなさそうという状況を想像したからです。こういった理由から、マインドフルネスをすることが望ましい人として選定する場合が多く、そしてこの観点は、対象者の現在置かれている状況という点です。

一方で、それ以外に中間管理職をイメージした理由としては、
・中間管理職は、多くの人のパフォーマンスを引き出し、成果につなげるため、人へかかわる一瞬一瞬の在り方を良くし、良い影響力を発揮する必要があること
・中間管理職は、二律背反する難しい決断が求められるため、その際に雑念を入れずに、決断を下す必要があること
というものが、自分の中では挙がりました。これらは現在置かれている状況ではなく、対象となる人が本来目指す姿はどのようなものかという観点です。

「最もマインドフルネスをすることが望ましい人」を深く考えていくと、どのような状況を目指すときに必要なのかがクリアになってきます。

マインドフルネスは、あくまで手法である

マインドフルネスとは、マサチューセッツ大学教授でマインドフルネス瞑想を教えるジョン・ガバットジン氏は、

「特別なカタチ、つまり意図的に、今の瞬間に、評価や判断とは無縁の形で注意を払うこと」と定義しています。また、補足の説明としては、「自分の内面に起こっていることに気づき、それを客観的に見つめなおすことで心のコンディションを調え、より自制心や創造性を発揮しやすい状態を作るエクササイズのことを同時に指す」

と言っています。

エクササイズという表現があるように、マインドフルネスとは「やり方」という手法であり、何かを目指すための手段です。

人は、目的を見失うと、モチベーションが下がったり、継続できなかったりする生き物ですが、昨今のマインドフルネスブームから、この行為自体を行うことが目的化している事例も多くみられます。
また、マインドフルネスを通じて何を目指しているのですか?と仮に問うたとしても、「心が整っている状態です」というように、何となく漠然とした目指す姿になっていることもよくあります。そういう返答の場合に限って一過性のものとなることが多いです。

そうならないためには、この漠然としたものをもう少しかみ砕き、自分の中で目指す姿に落とし込む。それが大事なことなのではないでしょうか。

マインドフルネスを行う目的は何?とそもそも問うだけでなく、少し平易に、「マインドフルネスをすることが望ましい人ってどのような人だろう」と問いながら、なぜだっけ?と考えることも、自分の中でマインドフルネスを落とし込む上で有用ではないかと思います。

皆さんにとって、「マインドフルネスをすることが望ましい人」ってどのような人をイメージしますか?

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